
今回のコラムでは、企業の長期的な成長に欠かせない基盤となる「健康経営オフィス」についてご紹介します!
目次
1. 「健康経営」とは?
2. 「健康経営オフィス」のメリット
3. 健康経営オフィスのアイデア3選
4. シン企画のオフィス改善例
5. まとめ
1. 「健康経営」とは?
健康経営とは、従業員の健康管理を単なる「福利厚生」ではなく、「経営戦略の一環」として位置づけることで、生産性の向上、組織の活性化、医療費の削減、企業価値の向上など多くの経営的メリットを得るという考え方です。
少子高齢化や人手不足が深刻化する中、従業員の健康状態が企業経営に与える影響はますます大きくなっており、従業員の健康への配慮が重要な経営課題として認識されるようになってきています。
今が注目どき「健康経営オフィス」!
企業が行う健康経営活動は、
・定期的な健康診断の実施
・禁煙推進
・メンタルヘルスケア
・長時間労働の是正
などがありますが、特に今注目されているのが健康に配慮した職場環境の整備です。
従業員が1日の大半を過ごすオフィス。
その環境を整備することは、健康経営の役割として非常に大きいのです。
従業員の健康を重要な経営資源と捉え、組織全体の活性化に繋げる「健康経営オフィス」の実現を目指しましょう!
2. 「健康経営オフィス」のメリット
健康経営オフィスとは、健康を保持・増進する行動を誘発することで、働く人の心身の調和と活力の向上を図り、ひとりひとりがパフォーマンスを最大限に発揮できる場のことです。
「健康経営オフィス」は、以下のような効果が期待されます。

従業員の信頼・満足度向上
心身の健康を支える快適な空間でストレスを軽減し「従業員を大切にする会社」としての信頼を生み、仕事への満足度を高める。

生産性向上
適切なオフィス環境で従業員の集中力やモチベーションを促進し、業務効率の向上につながる。

離職率の低下・人材定着の強化
働きやすく、健康に配慮された職場としてオフィスの価値を高め、離職の抑制や人材の長期定着を目指せる。
3. 健康経営オフィスのアイデア3選
オフィス全体を大きく変えなくても、始められやすい健康経営のアイデアをご紹介します。
① 什器を見直す
オフィスで使用する什器によって「働き方の自由度」や「身体への負担軽減」などが大きく変わり健康にも影響します。
例えば、長時間固定した姿勢が続く内勤業務の方には、腰や背中の負担を軽減するタイプのチェアが適しており、デスクと高さのあったチェアを選ぶのがポイントです!
※什器…店舗やオフィスなどで使用するオフィス家具の事です。(例)デスク・椅子・書庫などです。
働き方に合ったオフィス家具はいろいろあります。例えば…

▶ スタンディングデスク:立って作業ができるデスク。
・ 長時間の座りっぱなしを防いで血流がよくなり、腰痛・肩こり・むくみの軽減が期待できる。
・ 高さを調整できるモデルが多く、姿勢改善にも効果がある。
・ 立って作業することで気持ちの切り替えがしやすくなり、仕事へのメリハリが高まる。

▶ フリーアドレスデスク:自分の席を固定せずに自由に選んで座ることができるデスク。
・他部署や他チームとの交流が自然に生まれコミュニケーションが活性化される。
・ 日によって好きな場所を選べることで、作業に新鮮さが生まれる。
「座りすぎ」を防ぐスタンディングデスクと、自由な席選びができるフリーアドレスは、からだと気持ちの両方に寄り添った働き方をサポートします。
② 自然回帰型デザインを取り入れる
※自然回帰型デザイン(バイオフィリックデザイン)
自然(植物や光など)とのつながりを意図的に取り入れる空間設計のこと。
オフィスに観葉植物を配置したり、採光を工夫したりすることで、リラックス効果やストレス軽減に貢献します。
例えば…

▶ 自然光の取り入れ
・外の光を取り込む窓際にワークスペースや休憩スペースを配置する。
・ カーテンではなくブラインドを使って必要な時に適切に光を取り入れる。

▶ 観葉植物や壁面緑化の活用
・デスクの間や空間の仕切りに観葉植物を取り入れる。
・会議室やエントランスにグリーンウォール(植物の壁)を設置する。
自然光は体内時計を整え、眠気や疲労感を抑える効果があります。緑化は脳のリラックス、ストレスホルモンの抑制効果があります。クロスやカーペットを緑系の色に模様替えすることでも、視覚的に自然を感じてストレス軽減効果を期待できます。
※クロス…壁や天井の表面を仕上げるための薄いシート状の材料です。一般的に壁紙のことを言います。
③ 休憩スペースの設置・充実
ワークスペースとは別に休憩場所を確保し、適切な環境づくりをすることでリフレッシュの質が上がり、集中力が散漫しやすい午後の生産性にも良い影響が出ます。
例えば…

▶ ワークスペースより、少しカジュアルで
落ち着いた雰囲気を作る
・ハイチェアとカウンターテーブル
高いテーブルと椅子の組み合わせでリラックスした気分を持ちつつも、集中したいときにも便利です。
・ソファとコーヒーテーブル
リラックスしやすく、会話やアイデア交換がしやすくなります。
・ウッド調のテーブルと椅子
自然素材の温もりが感じられ、全体の雰囲気を柔らかく落ち着いたものにします。

▶ 音楽・照明の工夫
・軽やかな音楽や自然音(風の音、鳥のさえずりなど)を選択するハイチェアとカウンターテーブル
・調光機能があるものを選び、照明を温かい色味に切り替える。
※LEDライトを使用するとエネルギー効率良く心地よい空間が作れます。

▶ コーヒーマシンやウォーターサーバーの設置
・リフレッシュ、コミュニケーション促進、福利厚生の向上効果を期待できます。
その他、夏場のオフィスの空調設備管理など、基本的なことでも意外と見落とされがちな部分に健康経営の重要なポイントが隠れています! 関連記事についてはこちらのコラムから! 【探してみようオフィスの改善ポイント!】
4. シン企画のオフィス改善例
実は、今年の夏にシン企画もクロスの貼り換えと什器の新調を行いました!
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after

▶ デスク、椅子、書庫を総入れ替え!
落ち着いた色味を選ぶことで、視覚的にストレスを減らし、集中力や仕事の効率を高める効果があります。洗練された雰囲気でありながら、木目調の温かみを持つデザインはどんな空間にも調和し、従業員が快適に働ける環境を提供します。
▶ 一部のクロスの色を替え、アクセントクロスに!
アクセントクロスは、空間に個性や活気を加え、視覚的に空間を引き締めたり広げたりする効果があります。明るく爽やかなスカイブルーグリーンは、リラックスと集中を促す空間に使うのに向いています。




定期的にオフィスの什器を見直しましょう!
古くなった什器は、収納スペースが不十分だったり、動線が悪くなったりして作業効率が低下しがちです。さらに最新の技術や機器に対応していない使いにくさがあると、従業員が仕事に対して前向きな姿勢を持ちにくく、ストレスを抱え、業務に対する関心が薄れるきっかけとなる場合があります。
従業員の健康や生産性に悪影響を与えるだけでなく、訪問者や顧客からの自社イメージや維持管理コストにも問題を引き起こすこともあります。こういったデメリットを避けるためには、定期的な什器の見直しがおすすめです。
5. まとめ
いかがでしたか。従業員の健康は企業の長期的な成長に欠かせない基盤であることを実感いただけたかと思います。「健康経営オフィス」への投資は、単なるコストではなく、将来にわたる価値のある投資といえるでしょう。
快適で生産性の高いオフィス環境を整え、
従業員が活き活きと働ける企業を目指しませんか?
シン企画は、その実現に向けて
全力でサポートいたします!



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