施工経緯

「敷地内の倉庫の活用したいため、全面改装をお願いしたい」と、いつもお世話になっているコンクリート製造業のお客様からお問い合わせをいただきました。昔から敷地内にあった倉庫で、スレートは割れるなどの劣化が酷く、中の鉄骨もかなり錆びていました。ドアも錆びにより上手く開閉しません。また、動物が侵入しないように隙間と塞ぐこと、照明を増やすこと、入口を広くすることなどお客様のご要望も取り入れ、約3週間の工程を組みました。

改修前の倉庫の状態

解体前の倉庫

工事内容

まずは解体と錆止め塗装です。鉄骨を塗装する前にしっかりと錆を落としながら下地を整えます。塗装は下塗り1回、仕上げ1回の合計2回行いました。外壁と揃えて真っ黒く塗装することで印象がガラリと変わります。

解体

鉄骨の骨組みだけ残して解体した倉庫
倉庫の解体屋根方向からの写真

錆落とし

錆止め下塗り

塗装

錆止め塗装完了(上からの写真)
錆止め塗装完了

錆止め塗装が乾くと、次はベニヤ板で天井・壁を囲います。雨や雪による劣化を軽減させるために透湿防水シートも貼りました。

ベニヤ板で天井と壁を囲ったところ

中央の開口は、三連扉の枠組みです。以前は1枚扉でしたが、フォークリフトで荷物の出し入れできるように入口を広げました。

新設した三連扉の枠組み

照明器具やコンセントの工事も行いました。元々は、スポットライトが1台のみで暗かったため、LEDベースライトを2台設置しました。三連扉の上部もガラスなため、明かりは十分に取れます。

倉庫内の天井照明

ガルバリウム鋼板を外壁と屋根に施工しました。コンクリート基礎とガルバリウムの隙間から雨水が入ってくる可能性があったため、雨除けのための金物と雨どいを設置しました。雨どいは、積雪対策のため、下地補強した上で取付をしております。

雨除けを設置した倉庫

雨樋の中には落ち葉が詰まらないように雨樋ネットを設置しています。

雨樋ネットを設置した雨樋
改修工事前の倉庫
改修工事後の倉庫

お客様の感想、まとめ

照明機器の増設や入口の幅を広げることで使い勝手が良くなり、錆止め塗装や防水対策をすることで、長期使用可能な倉庫になりました。今後、増員や工場設備など増設の際には、綺麗になった倉庫をぜひご活用いただきたいと思います。

施工情報

業種製造業
平米数約34平米
施工期間約3週間
施工箇所倉庫全体
施工内容錆止め塗装、ガルバリウム鋼板施工、サッシ新設、電気工事、雨どい設置